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【報告】ICBCセミナーvol.3「地域が変わる!心のバリアフリーセミナー」

みなさん こんにちは。藤後です。
先日2019年 6月8日に第3回のICBCセミナーを開催いたしました。

梅雨がスタートして雨の中のご参加でした。
今回「心のバリアフリーセミナー」に関心ある方、地域・福祉関係に関わる方、介護などをされている方など意識の高い多くの方がご参加くださいました。
ありがとうございました。

講演会に先立ち、「いなぎコミュニティビジネスクラブの2018年度事業報告と今年の活動について」ICBC代表の浜田よりお話させていただきました。
2019年からスタートした、Soカフェ(いなぎ地域創発カフェ)新会員制度のご案内をいたしました。

心のバリアフリーとは

さていよいよ「心のバリアフリーセミナ」です。
今回講師として、野村国康氏(おはようトラベル株式会社)がご登壇くださいました。

現在、障がい者人口は日本人口の7.4%約13人に一人。
今後超高齢化社会にむけて割合は増加傾向にあるという現状。
「心のバリアフリー」を合言葉に多様性を生かしあえる共生社会実現の流れがあり、「障害の社会モデル」の説明がありました。

グループディスカッション① 今 気づいたことは?

障がいを感じる人の多様性、取り巻く法や行政施策のお話の後、
動画を観て、グループごとにディスカッションしました。
動画の内容は、街中で粗暴な行為をした少年。その行動の背景に障害を持つ妹の生きにくさや人々の無理解、無関心に対する苛立ちがあったというものです。


・障害があるなしに限らず、生きにくさを感じている人はいる。
 他者に対して目を向けること、理解・尊重が大事だ。
・障害のある人と接点、関わりがないと、障害のある人たちに対する適切な気持ちが生じづらい。(例えばラッシュの時など、一般の人が車椅子の方や障害のある方の気持ちになって考えられるのか?集団で行動している時などは自分と違うと距離を感じやすのでは?)
・パラリンピック開催前、また昨今の行政施策を考えると、今は「心のバリアフリー」を浸透させるチャンスではないか。(14年前にすでに心のバリアフリー宣言はでているが浸透されてこなかった)
・教育現場等、低年齢時より健常者と障害のある子を分離して生活させることは間違っているのではないか。
・障害のある人たちを「かわいそう」と捉えるのはやめにしたいと思った。まず「知ること」からがスタートだ。

グループディスカッション② 困りごととは?

動画②では「さまざまな障害を持つ人達が登場し、それぞれがどんな場面でどんな生きにくさを感じているかを話す」というものを観てディスカッション。

例えば、視覚障害者だけでも日本全国31万人いる。等級別、年齢別障がいは様々。点字読める人10パーセントのため、「視覚障害者=点字が必要」ではない。「視覚障害」でも、目の前の方が「どのような状態なのか」こちらはわからない現状。今、手助けしてもらいたいのか?必要ないのか?ひとくくりにできないため、個別によくよく理解する必要があると感じました。


・障害者の抱える困りごとについて、多様性があることを認識することは難しいが、言葉で説明を受けると理解しやすいと感じた。
・何をしたら支援になるのか、外から見るとわかりにくい。良かれと思ってサポートした行為が不快な気持ちにさせることがあったりすると感じた。
・イベントなどはあるのに認知されない。まず、関わろう、知ろうとする人が少ない。関わろう、知ろうとしないと見えないものがある。目線が違うと感じた。
・サポートする人の研鑽が必要。今後勉強、研修を行っていきたい。
・障害者向けコンサートのボランティアなど、障害者と関わりを持つ機会を積極的に利用する。

グループディスカッション③ できることは?

障害者をサポートすることや、障害者を理解するために身の回りでできること、また地域において取り組めることについて話し合いました。

 ・障害者との接点を持つようにする。小学校では支援級の子達と共に過ごす時間を増やすようにする。
・まず知る機会を増やす。
・健常者の上から見るような態度を変える工夫が必要。
・スポーツ、アートなどのイベントを通じた交流の場づくり
・ボランティア経験をする人を増やす。
・支援できる人は印をつける

地域活動をされている方、行政の方、事業主の方など
それぞれの現場経験を交えて参加者の方同士、活発な意見が交わされました。


最後に、今回講師の野村さんのサポートとしていらしてくださった
コ・イノベーション研究所の毛利伸也さんから課題や視点のヒントをいただきました。

オリンピック・パラリンピックで「誰もがアスリート」と思われてしまうような誤解を持たれないようにしなければいけないこと、何にお金をかけていくか?考えること、心のバリアフリーを理解したうえで「共生社会を見据えたビジネスの在り方」などのビジネス視点を考えていくとSDGsにもつながり、より多くの方に関心を持ってもらえるのではないか?


*参加者の方からの活動紹介もありました*
年に一度東京都、都響、日本チャリティ協会の共催で開催の「障害者のためのふれあいコンサート」のお知らせをしてくださっているフルーティストの高木由花さんは、知的、肢体、視覚、聴覚、精神等の障がいをお持ちの方々とご家族に音楽を楽しむ時間を提供されているそうです。

【高木由花さんからご感想をいただきました】

普段、音楽&楽譜に向き合うことに精一杯で、他分野のセミナーにはあまりお邪魔しないのですが、地域活性化に強い想いを抱いていらっしゃる皆さまとの意見交換、交流は貴重な時間となりました。
“心のバリアフリー”個人的にとても難しい問題として捉えていて、障がいをお持ちの方とお持ちでない方との距離は意外と遠いと感じています。
様々な障がいがある事を健常者が知り、日常生活を送る上で何に困っているのかを知るところから心のバリアフリーが始まるのかも知れませんね。


地域を活性化させるビジネスとは

つづいて、玉川大学経営学部長谷川英伸先生から
地域を活性化させるビジネスの講義がありました。

地域、また地域を活性化させる地域ビジネスについての説明の後、地域ビジネス振興の鍵が地域に存する中小企業、地域市民にあること、またこれら中小企業、地域市民が持続的なつながり合いを持つことが重要である。
地域ビジネスを担う企業となるためには、社会性、事業性、革新性を持つこと、地域ブランドを創造すること、従来のサービス・製品、周辺地域のサービス・製品と比した優位性を持つことが条件となるというお話でまとめられました。

ご参加ありがとうございました!

次回は2019年7月15日(祝)開催
Soカフェ vol.3です!





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