【報告】第10回 創業支援センターTAMA情報交換会

こんにちは。
ICBC事務局長の梅村秀樹です。

先日、7月27日(金)豊田駅から徒歩5分のところにあるPlanT(多摩平の森産業連携センター)で開催された『第10回 創業支援センターTAMA情報交換会』に、ICBC浜田代表と参加してきましたので報告させていただきます。

暑い中ではありましたが、基調講演、成功事例のパネルトーク、交流会と
盛り沢山の内容。多摩地域での事業者で会場が埋め尽くされていて
外に負けない熱気でした。

第一部 基調講演
『クリエイターを集め、育て、マチを変えていく』

台東デザイナーズビレッジ
インキュベーションマネージャー(村長)鈴木 淳さん


鈴木 淳さんの台東デザイナーズビレッジを立ち上げから、現在に至る
失敗と変革と成功と成功と失敗と成功・・・という大変興味深いお話でした。

「地域」と「メッセージ」、2つのポイントがありました。

<地域にあった創業支援>

台東デザイナーズビレッジの周辺(御徒町・浅草橋)は、知る人ぞと知る「宝石」「バック」「帽子」「アクセサリー」「ビーズ」「革」の製造・卸売業者が多い地域。

「アジアに製造業が移転し、高付加価値なデザインで生き残りたい!!」そんな想いで「創業支援」を軸に台東区にデザイナーを誘致。
育て、定着させるために、日々の失敗から学び、成功が成功を生む循環が生まれていきました。

簡単なことではないですが、
鈴木さんの情熱と、デザイナーひとりひとりへのサポートが印象的。

そして、14年間で100組卒業し、29組が台東区に定着。
台東区地域でのモノづくり、デザイン力の価値をアップされました。

<メッセージの大切さ>

初回のデザイナー入居者募集メッセージは
「安いアトリエ」「支援する施設」でした。

そうすると、入居者の目的が「安いアトリエ」
となってしまい「支援する施設」というメッセージが届いていないということに…。

そこで、3年かけて、台東デザイナーズビレッジの知名度を高め、入居予備軍を育成することを実践。

2回目から入居者募集メッセージは
「成長したい人が活用する施設」に変更。

果たして、狙い通りの意識高い人が集まり成功。

私はメッセージの大切さに気付きました。

第二部 事例紹介とパネルトーク


●ファシリテーター:創業支援センターTAMA 副センター長 松本 祐一さん

●パネラー:台東デザイナーズビレッジ村長 鈴木 淳さん

●一般社団法人 Herstory 代表理事 山下 雅弘さん

●株式会社 シーズプレイス 代表取締役社長 森林 育代さん

例えば、
会場であるPlanTを運営する山下さんは、
利用者とのマッチングの厳しさと難しさをどうするか、検討されていました。

ここでも、発信するメッセージで集まる人が変わるという話題に。
ただ、そのメッセージも行政が何を最優先にしているのか、決めないと、運営側は辛いと言う本音トークもありました。

現在、利用者同士で交流することで顔の見える関係を作り
ビジネスマッチングのチャンスに着手されているそうですので
さらに期待です!

第三部 交流会


稲城市と近隣の多摩市、府中市、国分寺市の団体とつながりをもてました。
結構刺激的で、あっという間の1時間。

交流することで、他の団体事例を知り、アイデアを膨らませ、
私たちが具体的にできることから始める。

こちらも一歩一歩ですね。

私たち、いなぎコミュニティービジネスクラブ
稲城市内だけでなく、調布、府中、多摩地域を中心に
地域ビジネス活動をされている全国の地域や団体と繋がり交流しています。

ICBCセミナー・交流会にて
会員さんたちと随時情報交換していきたいと考えています。
是非よろしくお願いいたします。


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