みなさん、こんにちは、ICBC事務局長 梅村です。
お盆を終え、長期連休の最終日8月18日(日)に
第4回 ICBCセミナーを稲城市地域振興プラザにて開催しました。
6月の第3回 ICBCセミナーでは『地域が変わる!心のバリアフリーセミナー』で野村国康さんから高齢者・障碍者との関わりについて学びました。
今回は、講師に田中洋江(たなか ひろえ)さんを迎え『地域の医療介護など身近な悩みから地域課題を考える』テーマでの開催です。

基調講演『地域の医療介護など身近な悩みから地域課題を考える』

講師の田中洋江さんはケアマネージャー、社会福祉士として稲城市や東京都での仕事の経験があります。
生まれも育ちの稲城っ子の田中さん。稲城から京都まで大学に通うエピソードには驚きました。
地域医療介護 5つのポイント
- 介護保険制度って何?
- 介護予防って何?
- 地域包括ケアシステムって何?
- 稲城市では、こんなことやっているよ!
- 私たちができることって何だろう?
どんなことかというと…少しだけ、ご紹介しますね。
2000年に始まった介護保険という制度は、
介護保険法 第一条 「尊厳の保持」、「国民連帯の理念」と
みんなで協力していきましょう!という制度。
介護保険を利用できるの65歳以上と思っていたのですが、
40代以上からも対象なんです。
今まで自立して生活送っていた人が、今後もイキキと元気に暮らせるようにサポートするもの。
稲城市は、比較的高齢化率が低いが伸び率は高いそうで
今から高齢化対策を急務にする必要がありますね。
5つのポイントを教わり、まだまだ、知らないことが多いと感じました。

稲城市介護支援ボランティア制度って、ご存知ですか?
日本初の制度で、他の市区町村から見学にも来るそうですよ!
知っておくとよいことたくさんありますね。
グループディスカッション
「私たちができることって何だろう?」

続いては
田中さんの講義を受けて、各グループごとにディスカッション。
日頃感じている身近な事例、課題について話し合いました。
- 認知症を患っているけど、働きたい
- 病気やケガで車いすに。でも、自由に外国旅行に行きたい
- 事情あって母子家庭に。でも、子どもは医者になりたいって言っていますが、医学部に行くためのお金がありません。
- 家で親が急に具合悪くなり病院に行くことになりました。でも、職場から病院までに1時間半かかり、とても間に合いません。
- 両親の介護で仕事を辞めました。収入がなく生活が苦しいです。今日食べるものがなく困っています。
- 高齢でゴミ出しができません。
- 手続きの手違いで無国籍になりました。国民健康保険に加入できないため、病院の費用は全額自費になります。
参加者から、いろんな情報が飛び交いました。
自分が感じていることだけでなく、環境や立場が違う人が感じている課題も改めて知ることができました。
少し、紹介させていただきます。
【認知症の働き方について】
認知症になっても、介護が必要になっても、「もう1度、働きたい」、「社会の役に立ちたい」と思っている方がいます。
そこで、1つ目は、洗車を仕事にしたことで、給与も出るし、本人も達成感がある事例。2つ目は、鵠沼海岸で料理提供、接客業を補任がやれる範囲で行うことで、調理と来客と通じて、社会接点を持つことで生き生きした生活が送れる事例。
私は社会全体で温かく見守る雰囲気ができていることに感動しました。それと介護サービスを受けている人は働けないと思いがちの考え方が変わりました。
「知っておきたい予防終活情報について」

第二部は、「知っておきたい予防終活について」
今、人気の終活セミナーのダイジェスト版です。
講師は、(社)終活協議会 終活ガイド検定認定講師 下道 敏行さん。
50歳手前の私は自分も含め終活をそろろ考えなきゃと思い始めていたので、とってもいいタイミングでお話が聞けました。
終活ブームの落とし穴や、お墓の継承者問題など、現代社会の問題点を短時間でコンパクトにお話ししてもらいました。
そこで、気づいた私のポイントは、「何かある前に、会話が出来なくなる前に、自分の意思表示が必要なんだ」ということです。
家族だから分かっているんだろうと思っても、言葉や文字に表現しないと伝わらない。
家族との日頃からの会話が重要ですね。
皆さまも家族、友人と何かあったときのお話をしてみてはどうでしょうか。そんなキッカケになる一日でした。

今回も、地域の中で活動されている多様な方々が集まり
名刺交換、交流も行われました。
今後もICBCは地域の中の課題を学ぶ会を開催してまいります。
ご参加ありがとうございました!
今後の予定
Soカフェ 9月 10月 11月
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